会社を知る
利用者さんと共に見つけた支援のカタチ

入社時期:2023年4月1日(2022年5月10日インターン所属)
名前:楠奥 美鈴
部署•チーム名:生活支援員
福祉未経験から生活支援員へ。学びと挑戦の日々
私は2023年4月に生活支援員として入社しました。
その前の2022年5月からインターンとして働いていたため、業務の流れや職場の雰囲気には少し慣れていましたが、本格的に支援員として働くようになってからは、新たな学びの連続でした。
私の主な業務は、利用者さんの体調管理や日々の面談、生活のサポートです。利用者さん一人ひとりの状況を把握しながら、より良い支援ができるよう工夫を重ねています。
特に意識しているのは、自分のメンタルを安定させること。
支援者が不安定だと、利用者さんにもそれが伝わってしまうため、「大変そう」と感じさせないように接することを心がけています。
もともと福祉の経験はなく、学生時代に放課後等デイサービスでアルバイトをしていた程度でした。
そのため、入社前は「職場はきっちりしていて、真面目な雰囲気なのかな」と想像していました。
しかし、実際に働いてみると、職場はフランクな雰囲気で、新しい情報やアイデアが活発に飛び交っている環境でした。
入社前に特に不安だったのは、ITの知識がほとんどなかったことと、精神障がいをもつ利用者さんとの関わり方でした。
福祉の仕事をする上で、パソコンを使う機会が多いと聞いていたものの、私自身はほとんどITに触れてこなかったため、ちゃんと業務をこなせるか心配でした。
また、これまで知的障がいのある方と関わることはありましたが、精神障がいのある方への支援については未知の部分が多く、どのように接したらよいか分からないという不安もありました。
実際に働き始めると、ITについては先輩スタッフが丁寧に教えてくれたり、少しずつ業務をこなすうちに慣れていくことができました。
精神障がいをもつ利用者さんとの関わりについても、先輩の対応を見て学んだり、利用者さん自身の言葉や行動から理解を深めていくことで、少しずつ自信を持てるようになりました。
とはいえ、入社してすぐは大変なことも多くありました。
福祉の知識やパソコンの使い方など、覚えることが想像以上に多かったことに驚きましたし、そもそも「仕事をする」ということ自体に慣れていなかったため、思っていた以上に大変でした。
ですが、チームで話し合いながら一つひとつ学び、乗り越えていくことで、少しずつ成長を実感できるようになりました。
支援の難しさとやりがい。学び続ける大切さ
支援の中で特に苦労したのは、利用者さんが楽しめるイベントの企画と実行です。
初めて外部イベントを担当した際は、予算の管理、目的の明確化、スケジュール作成、当日の流れの確認など、多くのことを考える必要がありました。
慣れない業務に戸惑いながらも、先輩スタッフからアドバイスをもらい、経験を積むことで乗り越えることができました。
この経験を通して、自分が中心となって周りのスタッフの動きを調整し、利用者さんが安心して楽しめる環境を作る「管理」の視点を学びました。
また、自分が良いと思っていた支援方法が、利用者さんにとっては逆効果だったと気づいたときには、大きな挫折を感じました。
相手のためを思って考えた支援でも、必ずしも正解とは限らないのだと実感しました。
その経験から、「人と関わる仕事だから、思い通りにいかなくて当然」と考えるようになり、利用者さんの気持ちを一つの視点だけで捉えず、さまざまな角度から考えることを意識するようになりました。
日々の業務の中で最もやりがいを感じるのは、利用者さんがアドバイスを実践し、その変化を感じられたときです。
支援の中で伝えたことが実際に役立ち、利用者さんが一歩前進できたと分かった瞬間、「やってよかった」と心から思います。
また、チームで何度も話し合いながら支援の方法を考え、それが利用者さんにとって良い結果につながったときは、大きな達成感を感じます。
意見がぶつかることもありますが、その過程を経て支援の質が向上していくことに、この仕事の面白さを実感しています。
今後は、利用者さんに対してよりわかりやすく伝えられるよう、「伝える力」を磨いていきたいと考えています。
相手に伝わる言葉選びや説明の仕方を工夫し、より良い支援ができるように成長していきたいと考えています。
仲間と一緒に学び、支援のプロへ
ようこそ、GIF-TECH'sへ!
新しい障害福祉の分野に飛び込み、期待と不安を抱えながらも挑戦してくれたことを嬉しく思います。
この仕事には、楽しいことや新しい学び、やりがいがたくさんありますが、大変なことも必ず伴います。
しかし、GIF-TECH'sには、一緒に悩みながら、より良い支援を築いていける仲間がたくさんいます。
あなた自身の理解も深まり、成長につながるはずです。
「パソコン初心者だけど大丈夫かな…?」「障害福祉の分野は不安…。」と感じる方、その気持ちとてもよくわかります。
私もこれまで障がい福祉の経験はありましたが、パソコンは小中学校で習った程度で、とても不安でした。
しかし、基本的な操作から応用的な操作まで、誰もが少しずつ習得していくものです。
実際、パソコン初心者のスタッフは全体の約半数を占めています。もちろん、詳しい方もいるので、教えてもらいながら覚えていくことができます ^^
また、あなたがつまずいた操作は、利用者さんにとっても知らなかった操作かもしれません。
だからこそ、どのように覚えたのか、どこでつまずいたのかを共有することで、利用者さんの一番の理解者になれるはずです!
利用者さんと関わる中で、自分の理解を深める貴重な経験ができます!
また、将来の進路にも役立つ経験となるはずです。
個性豊かなスタッフと共に、お互いに支え合いながら働いていきましょう!